住宅バブルの後 2012 4 7

 ギリシャ危機が落ち着いたと思ったら、
今度は、スペインでしょうか。
 スペインというと、驚異的な住宅バブルを思い出します。
人類史上、最大の住宅バブルだったかもしれません。
 こうした人類史に残るバブルについては、
三橋貴明氏が、「ドル崩壊」という本で書いています。
(この本については、2008年11月23日に書評で取り上げました)
以下は、引用となります。
 欧州の住宅バブルは、ある意味でアメリカよりも深刻な状況である。
アメリカでは、曲がりなりにも、
一般の国民が「住むため」に住宅を購入していたが、
欧州諸国の不動産バブルは、より投機色が強い。
 何しろ最もバブルが激しかったスペインに至っては、
住宅数が人口の8割を上回ってしまったのである。
 スペイン一国の住宅着工件数が、イギリスとフランス、
それにドイツの3カ国の合計を上回ってしまったのである。
 スペインの各銀行が保有する貸出債権の中で、過半、
つまり50%以上が不動産関連という、異様な状況である。
(以上、引用)
 「住宅数が人口の8割を上回ってしまった」とは、すごいと思いました。
自動車王国の日本では、地方に行くと、
自動車が一人一台となりつつありますが、
スペインでは、住宅が一人一軒でしょうか? 
 なんだか、うらやましい感じがしますが、
やはり、家族というものは、一軒の家に住んだ方が便利でしょうね。
 これは、人類史に残るバブルでしょう。
それが崩壊したのですから、ギリシャよりも深刻かもしません。




































































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